かつて黄天を掲げた道士は、病に臥す民へ符水を授け、荒れた大地の再生を祈っていた。
だが今、その手が世話するのは掌ほどの小さな苗床。
潤んだ土に草花は息吹き、遠い黄天の日々に想いを馳せつつも、今はこの庭が彼の土への祈りである。
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