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Artist's commentary
入渠の度に資材と提督を貪り喰う赤城さん
真面目な娘だと思っていた。頼りになるし、信頼出来るとも。彼女となら最後まで戦い抜ける。きっと、お互いにそう思ってくれていると信じていた。なのに・・・。吐息が掛かる程の近過ぎる距離。両足の間に強引に差し込まれた膝。歪な、情のカタチ。私が隙を見せ過ぎたと、言い訳染みた事を彼女は言う。そんな積もりは無い、誘ってなどいない。だがそんな否定の言葉も情欲に溺れた瞳には届かなかった。これがアルコールのせいだとしても、冗談で済まされる度合いでは無いだろう。どうして・・・。最早声にならない疑問。余りに突然だった。少なくとも、私にとっては。日々の労いに、二人きりで酒を勧めたのが軽率だったのだろうか。自分の代わりに戦う彼女を、少しでも安らげたいと思うべきではなかったのか。そんな現実逃避する意識を、淫猥な粘液の音が引き戻す。首筋を這う生暖かい舌の感触。背筋を走ったのは強烈な忌避感と甘美なまでの背徳感。これは禁忌だ。許される行為では無い。熱病に犯された頭の冷静な部分が警告を上げる。だがそれと同時に・・・その行為に嫌悪感が全く沸かない事にも気付いてしまった。躊躇う事なく私の服に手を掛ける彼女に対し、口から出たのは非難ではなく熱を帯びた嬌声。そこに隠しようの無い愉悦の色が混じっている事を自覚してしまう。身体が熱い。肌蹴た胸の体温が上がる。素肌を晒している事よりも、そんな自分の淫らな姿を知られる事が恥ずかしかった。入渠終了まで残り八時間・・・
