Resized to 80% of original (view original)
Artist's commentary
「あれ・・・?藤原さんとお知り合いだったんですか・・・?」
と藤原を見て横で作業をしていた女子が言った。
うん。まあな。というか、お前ら知り合いだったのか?
と藤原に聞くと、
藤原「いや・・・知らない人のはずだけど・・・失礼だけど、どなたかな?」
と藤原が女子に聞くと
「もう、同じクラスの大妖精ですよ?。もしかして、覚えてなかったですか?」
とその女子、大妖精は言った。
藤原はあっと目を見開いて「す、スマン・・・忘れていた」と慌てた様子で大妖精に謝った。
お前、自分のクラスメートの顔もわからないのか?
と俺が呆れて聞くと藤原は「うるさい」と俯いた。
大妖精「ふふっ、いいんです。ふふっ。それにしても、普段、クールで誰とも会話しない藤原さんに仲の良い男の人が居るなんて驚いちゃいました」
と藤原のクラスメート大妖精は笑った。
お前、新しいクラスになってもまだ馴染めてないのかと俺が呆れて藤原に言うと
藤原「う、うるさい。それにこいつと仲なんて良くない」
と藤原は震えた声で言った。
まあ、仲は良くないな。と俺が言うと
大妖精「えっ?。藤原さんと待ち合わせをしていたんじゃないんですか・・・?・・・ごめんなさい、私、てっきり2人が・・・」
と大妖精は顔を真っ赤にした。
藤原「はあ!?」
藤原は声を上げる。おい、プリントとホッチキスを落としたぞ。
藤原「な、何を言ってるんだこいつとそんな事ある訳・・・」
と藤原は狼狽した様子で言った。
俺達はただ2年の頃同じクラスだったという仲だよ
と言うと
藤原「ああ・・・そうだな。そうなんだ。」
藤原も取り繕うに言った。
大妖精「・・・え?・・・いや、そうなんですか・・・ごめんなさい。勘違いして・・・」と大妖精は申し訳無さそうに謝った。
