Artist's commentary
練習22
描いた日:6月28日
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基礎練習で描いた覚えがあります。
どこにでもあるような、水着で立ってる絵ですね。
昔はいろんなタイプの絵を描けることが上手いと思っていました。
しかし今考えると典型的な素人考えで、まず覚えたパターンを反射で描けるようになるのが大事なんだなと。
例えば受験で偏差値55を超えて60クラスに行くには、基礎レベルの問題パターンを完全に暗記してスポーツみたいに反射で答えられるかが鍵だと思いますが、それと同じだと思われます。
そこに気づかないと、基本的にはその壁を越えられないようにレベリングが設計されてるわけですね(受験競争の仕組みはよくできています)。
絵に限らず何でもそうなんじゃないかなと。意識の継続です。
能力をつけようと思ったら、結局は毎日の基礎の反復量が全てなのかなと感じています。
あと個人的な意見ですが、中学レベルまでの勉強、特に国語と数学だけはマジで最低限はちゃんとやっておいた方がいいと思います。
国語に至っては、アレは大学受験で普通とされるくらいのレベルまではやっておかないと、典型的な「日本語は読めてるけど文章読めない人」になっちゃうんじゃないかなと(しかも自分でそうなっていることに気づけない)。
自分は大人になってから猛烈に勉強しなおしましたが、ガチで最重要な科目だと感じましたし、やるべき時に勉強してなかったことを激しく後悔しました。
◆現状の思考を垂れ流す駄文(1/3)
いよいよ方向性の段階で考えが行き詰っております。
エックスとかのほうでは昔の絵を投下して時間稼ぎしつつ、裏で頭を搔いてる状態です。
練習絵シリーズをやったおかげで、絵の作り方に関してはある程度気づきを得られてきてて、描きなれてはきたんです。
だから次のステップに入ってきたんですが、まー見事にぶつかってます。
自分の絵を商品として見た時、この作者はどういう風なモノを提供してくれるのか、どういうムーブをしていくのか、という部分で、プランが練り切れてないんですね。
ここからは将来的に明確に数字を取りにいきたい段階に入ってきたため、長期間の投資をしていくわけですから、相当うんうん唸ってる状態です。
例えるなら、お菓子と同じです。
自分がお菓子だと考えたとき、チョコなのか、スナックなのか、からい商品なのか、とかそのあたりを明確にしないと、誰の目にも留まりません。
そこをハッキリさせてこないと、デザインパッケージなども決まってこないですし、誰にも認知されません。
そういうのを自分は「キャラ付け」って呼んでいて、要はイメージなんですね。
これといえばこれだよね、とパッと出るかどうか。
これ読んでる人でも、お菓子だったらすぐにいくつかのお菓子のパッケージやイメージや触感や味やジャンルが一瞬で思い当たると思います。
要はそれです。商品はその結びつきが重要なんです。
人間関係でも同じです。自分のキャラ付けが確立できていれば、集団や相手との関係の中で優位性を持つことができます。
漫画とかアニメの物語もそうであり、このキャラは要はどういうキャラなの、というのが一発でわかりやすくないといけなかったりします。
そのために、色んな演出や見た目だのなんだのを駆使して、見てる人の認知操作をしてるわけで。それが創作です。
美術予備校にいさせてもらった期間がありましたが、東京藝大の受験生は最終的に上記の部分との戦いになっていました。
専門的な話になりますが、着彩とかの作品作りは本当に自分がどういうタイプなのか、どう攻めるのか、という戦略を立てられないと、まず精神的につぶれるし、無理なんですよ。
だから徹底的に自分を深堀って自己分析し、自分以外の外の世界をしっかり勉強し、思考を深め、どうすり合わせていくのか……っていうのをやらないと、あの競争には勝てないようにできてるんですね。
そこが確立できてこないと、誰の作品や世界観をロールモデルにしていくのか、っていう部分でブレブレになっちゃうんで、戦略の立てようがないからです。
難しい話に聞こえるかもですが、普通に就職活動と同じです。
自分という人間を商品として見た時、企業側との面接でどういうプレゼンをしていくのか、っていうのと同様です。
ただ、実はこのあたりの話、ほかのところで「悩んでます―」的な感じでちょろっとだけ話しちゃったんですが、
「あーハイハイ他人と自分を比べて嫉妬したりとかそういう系ね、隣の芝生は青い的なやつね」
みたいに解釈されたりもあって、「そういう承認欲求的な段階の話をしてるわけじゃないんだけどな……」って思っちゃって。
やっぱり伝わらないのかな、というのは痛感したりしました。
ただ、後から考えてみれば、これってブランディングづくりの話なんですよね。
完全に起業家とかが話す事業計画とかそっちに突っ込んでいってる話に近いので、そもそもそういうことについて考えている人って少ないよな、そりゃ当たり前か、と思い直しました。
で、そこから数字が伸びることについて、ちょっと考えたりもしました。
エックスとかでの数字の伸ばし方って、少し調べればいくらでも出てきます。
ヨウツベでの数字の伸ばし方云々と同じですね。アルゴリズムがどうたらとかも含めて。
で、これを絵師さんの界隈で考えたんですが、
例えばエックスで、有名絵師さんが誕生日の風船があがってる画像を上げたとき、同じようにフォロワー数が多い絵師さんたちがこぞってリプライに突撃している光景をよく見ます。
あの大挙の押し寄せ具合はすごいなと思うんですが、要するに営業活動だったんだなと。
自分も絵を投稿するようになってわかったんですが、普通の人の99%はタイムラインしか見てないんですね。
あのパチ〇コみたいにばーっと流れる光景によって脳の報酬系が活発になります。
エックスとかは中毒化されるように作られているわけですね。
だから見た人が絵にイイネやRTを押したとしても、大体片っ端から打ってるだけだったりするんで、1秒後にはその絵を忘れている、みたいなもんなのです。
絵なんて実際は見てないですし、コメントをくれてたとしても、普通に作者のことなんて認知してなかったりも結構あります(コメントをくれる方の中には色んな人に片っ端からコメント送りまくってたりする人もいるので……)。
もちろんコメントをもらえることはありがたいですが、絵描き側は誉め言葉とかを全部は真に受けない方が良いよ、という意味です。
いつもコメントくれてた方に普通にフォロー外されたりしますし、そういうので打ちのめされた経験が自分も沢山ありますので。
(文字数制限のため、次回に続きます。)
