「お集まりの皆様！このたびは当オークションへようこそ！」
薄暗いフロアに多くの人々がいる。彼らが見ているのは舞台上の少女たち。
少女たちはほぼ動くことが出来ないように拘束され、また逃げられないように全員をつないでいる。
みな目隠しなどをしているが状況はわかっているのだろう、数人は抵抗したり涙を流している。
彼女らがここに来た経緯はそれぞれ違えど、大まかには同じである。何かしらの問題を起こし、表のきらびやかな世界では仕事が出来なくなったのだ、このオークションは彼女らの新しい人生を強制的にプロデュースしてくれる。
「ではさっそく！右端の娘から！彼女はオリコンのランキングでも･･･」
淡々と紹介していく司会。この舞台に上がった少女たちは涙を流す以外なにもできなかった。