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Artist's commentary
盲目な夏
家の中で過ごす夏は、暑さも騒がしさもけだるさも何もなかった。
概念の夏を追いかけて、本当の夏を見失った。
暑いのが夏だったのだろうか。
虫の音や元気な子供の声で騒がしければ夏なのだろうか。
身体に重みを感じるようなけだるさ、あれは夏だけに味わえるものなのか。
夏の空は青い。
ただ、青がどんな色だったかさえも
僕らは思い出せない。
