Artist's commentary
Try The Punch
それは深い愛情と強い想いで作られた、
大きな大きな不思議な手袋。
夏にはやっぱり不釣り合いで、
スマートなシルエットにはほど遠くて、
ちょっと野暮ったいかもしれないけど、
自分を良く見せる事より、
大切な事があるとその花は願いました。
彼女が普段の彼女に戻った時、
鋭い爪が大切なひとを傷つけないように。
別れる時は必ず来るとしても、
抱きしめる指が憎しみに染まらないように。
そしてなにより。
寒い冬が来ても、温かな心を伝えられるように。
こうして受難の花は、博愛の花になったのです。
