Artist's commentary
小鳥の朝を告げる鳴き声が聞こえる。
胸元には、僕に抱きついて寝息を立てている布都ちゃん。どうやら、朝を迎えたみたいだ。僕は、顔を洗って、朝食の作る事にした。僕が、食事の支度をする頃には、布都ちゃんも起きていて、昨日のように、また手伝いがしたいと申し立ててきたので、一緒に台所を共にした。布都ちゃんは一生懸命僕の手伝いをしてくれている。正直な所、まだ手伝いになっていない所はあるけど、このまま手伝いをしてくれていたら、後一週間もしない内に布都ちゃんはこの台所に馴れてしまうだろう。思えば、今まで、この台所で、黙々と適当な物を自炊していたものが、こう、布都ちゃんがいるだけで、賑やかなっているのは、とても、嬉しい気がする。布都ちゃんが、居候になって、我が家は賑やかになってる。・・・いや、昨日、布都ちゃんには、ずっと住んでいていいと言ったっけ。じゃあ、もう居候じゃなくて、布都ちゃんとは、これからずっと、こうやって、台所で一緒に料理を作ったりするんだろうなぁ・・・。これじゃあ、まるで・・・・家族か何かの様だ。昨日は、安易に了承したけど、実は大切な約束事だったなといまさらながら思う。・・・昨日から布都ちゃんが僕の手伝いをしようとしているのも、それを気にしての事なのだろうかな。・・・布都ちゃんと一緒に居るのは、悪くない。寧ろ布都ちゃんが来てくれて、毎日楽しい気がする。・・・これが、ずっと続いていくのか・・・・。・・・そう考えると、なんとなく、胸がほっこりとして、どこか顔がにやけていたのだろうか。布都ちゃんに、少し不審がられた。それから簡単な朝の調理が済み、食卓へ朝ごはんを運んで、僕らは朝食をとっていた。布都ちゃんが作ってくれた物を褒めて、布都ちゃんの言葉に相槌をして、布都ちゃんを眺めながら。そんな朝の食事を済ませていると、突然玄関を叩く音がした。どうやら、来客のようだ。誰だろう?こんな朝っぱらから訪ねてくる人は。そう思いつつ、玄関の扉を空けると、そこには、赤いチャイナ服を着て、両手を前に突き出している子とその保護者らしき青い服を着た見知らぬ女性が立っていてわっふるわっふる
